那智勝浦海岸

さて帰省中の日記の続きです。
両親が旅行から帰ってきた翌日、今度は私が早朝から友人と旅行に行きました。
行き先を決めたのは友人の車に乗った後です。

もともと、和歌山県の串本か白浜で体験ダイビングをしたいと思っていたのですが、
海が荒れていたり、予約が取れなかったりということで行き先がギリギリまで決まりませんでした。
しかし最終的に決めた行き先も串本。
体験ダイビングできなければ、串本海中公園でも見物してくるか・・・といった感じ。
さらにその他の具体的な行き先は途中の高速道路のS.Aで"るるぶ"でも買って決めようと、
とりあえずは出発してしまいました。

高速にのってから道の駅マンボウまでは、私が運転。
久しぶりの長距離運転です。そもそも普段、車の運転をしない生活を送っているので少しばかり緊張しましたが、特に何事も無く、道の駅マンボウに着きました。
道の駅マンボウで朝食としてサンマの蒲焼丼を食べていると、建物の外でツバメが騒がしい。
何かな?と見ると建物にツバメの巣がたくさん作られていました。見つけた限りで5、6つありましたよ。

ちなみに私の実家にも昔、ツバメの巣がありました。
しかも家の中にあったんです。これってかなり珍しいですよね?
なので毎年、夏に人がいる時間帯は、ツバメが入れるように玄関を開けっ放しにしていました。
そしてツバメの巣の下にはツバメの糞で床が汚されないよう新聞紙をひいているのが日常だったのですが、さすがにツバメの都合に合わせて生活するのは大変ということで、ある日を境に玄関を閉めるようになりました。
その後家に入れてもらえないと気づいたツバメは、
家の外に巣を作り始めたのですがうまくいかず、いつしか他の場所へ行ってしまいました。


次に向かったのは浮島の森。
これは運転途中に天然記念物 浮島の森 という案内標識を見つけたため、
急遽向かった場所です。
沼に浮いた泥炭層の土地の上に森が出来たというもの。
浮いているのが天然記念物ではなく、その上の森に北陸の植物や熱帯植物両方が育っている、また通常、泥炭層の土地の上には背の高い植物は育たないのに杉のような背の高い木まで生えているのが天然記念物の理由だと、案内所の人が教えてくれました。
またその植物は渡り鳥等に種子が運ばれたと考えられているようです。

森の外周は本州最南端の県にあるだけかなり日差しも強く暑いのですが、森の中はとてもひんやり涼しいです。
この森の内外の気温差が様々な植物が同時に育つ要因のひとつだったのでしょう。
写真はとれずに残念でしたが、本州ではほとんど見かけることのないコフキトンボが産卵している姿を見ることができました。


次は昼食に鯨を食べに太地へ。
過去に運用されていた捕鯨船っぽいものを見つけたので写真撮影。


側にあったイルカと遊べるプールをちょっと見学。
ここで色々ハプニングがあったのですが、割愛です。


日本三名瀑の1つ那智の滝の遠景です。



飛瀧神社御神体として祭っているそうです。



その後は側にある、熊野那智大社青岸渡寺へ。
熊野那智大社は有名なヤタガラスを祭っています。
ここへ向かうには長い石段を登っていかなければならず苦労しました。
行くことがあればそれなりに覚悟して行った方が良いです。
覚悟もせずに登った私は、暑いのにタオルを持っていかず全身汗だくになってしまいました。
またせっかく登ったのに、写真をほとんど撮らなかったのは失敗でした。



ホテルは道中、雑誌を片手に予約したホテル中ノ島。
なんと島1つがほとんどホテルになっているという驚きの場所。
といっても予約した時点ではそんなこと知らなかったんですけどね。
ちなみにこの写真に映っている船でホテルに行くわけではなく他の船でした。
この船着場の辺りでも非常に水が澄んでおり、魚をたくさん見ることができました。



島1つをホテルにしているだけあって、全長500m以上の遊歩道がありました。
その頂上がこちらの広場。


広場から海を見ると絶景です。


晩御飯の様子。
後から運ばれてきた天ぷら物に入っていた海老天が、
海老天嫌いな私にも普通に食べることができて驚きでした。