ドイツ滞在記3日目

ドイツ旅行3日目は、従姉妹にあらかじめ行きたいと伝えていた
ノイシュヴァンシュタイン城です。よくお城の写真で見かけるあのお城です。

朝の待ち合わせの時間にミュンヘン中央駅に向かうと、
すでに従姉妹が切符を購入して待っていてくれました。
なんでもバイエルンチケットと言い、1枚で5人までバイエルン内を自由にめぐれるチケットだそうな。
観光に便利なものがあるんですね。

従姉妹にお礼を言って、フュッセル行きの電車に乗ります。
ノイシュヴァンシュタイン城はフュッセルという駅からさらにバスで向かうところにあるとのこと。
ホームに向かうとすでに電車が止まっていました。
まだ出発時間まで少々時間があったので、車内の灯りすらついていない状態だったのですが、
従姉妹はかまわず電車のドアを開けて乗り込みます。
私もそれにつられて乗り込みましたが、日本の感覚だと乗ってよいものかどうか悩んじゃいますよね。

ここから電車でのんびり揺られてフュッセルまで2時間の旅を楽しみます。
私は初めてなので窓の景色を存分に楽しみました。
おとといの飛行機で11時間半、フランクフルト-ミュンヘン間で3時間と長時間移動を何度も体験したためか、
移動時間がほとんど苦になりませんでした。
従姉妹は眠かったようでお休み中。
ただ、傍にいたフランス人?と思しき集団がとてもゲームで盛り上がっており、
時々うるさくて起こされてしまったとちょっと不機嫌そうにしてました。

フュッセルについた後、さっさと白鳥駅行きのバス乗り場へ。
ノイシュヴァンシュタイン城って白鳥城っていう意味らしいです。
バス停には日本人がたくさんいました。やっぱり観光名所ですからね。
やってきたこのバスもバイエルンチケットを見せて乗車し、10分ほどで到着。
従姉妹はノイシュヴァンシュタイン城を何度か経験しているため、勝手が分かっており、
すぐに混んでしまうのてさっさとチケットを買いに行きましょうと
すたすたと少し離れたチケット売り場まで歩き出します。
この選択は正解で、私たちがチケットを買った後に見てみるとたくさんの人がチケット売り場に行列を作っていました。
さすが経験者は頼りになる。。

ノイシュヴァンシュタイン城は城内を自由に見て回れるタイプじゃなく、
何回かの組に分けられ、各々その時間帯に集まりツアー形式で見学するようになっているとのこと。
買ったチケットを見るとお城への集合時間が書かれていました。
ちなみにチケット売り場からお城まで歩いて行くと40分、バスで行くと10分程度のようです。
ただバスには時刻表がなく、逐次輸送しているとのこと。
まだ私の時間までは時間があったので、お昼を食べることにしました。

そうそう他にも馬車が10分おきに出ていましたよ。

2人でお昼はどこにしよう?と見て回っていると、
一人の日本人女性が従姉妹の顔を見て あっ! と。
どうやら従姉妹と同じ現地の語学学校に通っている人とのこと。
ただ、お互い見たことがあるという程度の関係だったそうです。

向こうはこちらと一緒に回りたいそぶりを見せてましたが、
まだチケットを買っていないようで、
従姉妹がチケットの説明をし、時間が合わないと一緒に動けないんですよと説明し、
お城で同じ組になれたら一緒に回りましょう
と辞退しました。

その後、お昼を食べてお城に向かうバスを待っていましたが、
待てども待てどもバスが来ません。
来た時にはお城への集合時間を過ぎてました。
歩いて言った方が早かったかな・・・と思いつつもバスに乗り込み山道を登ります。
バス車内でアメリカ人と思しきご婦人方から飴玉を1つもらいました。
東洋人は若く見られるとのことなので、従姉妹と一緒の姿を、仲の良い子供の兄妹とおもわれたんでしょうか?w

バスを降りてさらに少し歩いたあと、やっとお城に到着。
これがかの有名なノイシュヴァンシュタイン城かーと、ちょっと感動。
集合時間はすでに過ぎてしまっていたので、次の組と一緒に回ることになりました。
次の組の人が集まった辺りで城内に案内され、日本語オーディオガイドを渡されます。
そして案内員さんに従いお城の中をちょっとづつ見学。
が、最初の見学ポイントでトラブル発生。
私と従姉妹のオーディオガイドの電池が切れてしまいました。
従姉妹が理解できるのはドイツ語、私が理解できるのは少々の英語、
そして案内員さんの説明はどうやらスペイン語
このままじゃ楽しさ半減です。
どうしようか・・・?
と思っているうちに、私たちの見学集団が移動しようとしています。
ふと背後を見ると係員さんが見えました。

すかさず声をかけ、電池が切れちゃってオーディオガイドが使えませんと伝えます。
するとちょっと待っててくださいと、私たちはその場に取り残されてしまいました。
見学集団もすでに先に進んでしまってます。(良いのか?それでw)

しばらく待っていると次の見学集団と、先ほど話しかけた人が一緒にやってきました。
代わりのオーディオガイドを受け取ると、その人の率いる見学集団と一緒に回ることになりました。

オーディオガイドの解説は非常にしっかりしており、かなり細かな解説がされています。
それに比べてガイドさんの説明はややあっさり気味w
ま、こんなものでしょうw
英語やドイツ語が分かる方もオーディオガイドを借りておいた方が良いかもしれませんね。

で、お城を巡った感想はヲタクに金を持たせると禄なことに使わないな・・・とw
この城を作ったルートヴィッヒ2世というのは、大のワーグナーファンで
ワーグナーのオペラの舞台に合わせてお城を作ったとのこと。
しかもその作ったお城は神聖なものだから、基本的に他人には見せない! という感じだったようです。
お城の中に人工の洞窟までありましたよw
ということで解説もワーグナーのオペラの内容がところどころ出てきます。
お城を見に行く前にワーグナーのオペラを知っておくことをオススメします。

城を巡った後は、お城を一望できるマリエンブリッジというつり橋へ。
さすがに絶景!

つり橋からお城の写真をとってみました。

写真を撮った後、また先ほどの日本人女性とばったり。
話を聞くとこれからマリエンブリッジに行くようです。
一緒に行っても良かったんですが、彼女の後ろに見えるのはふもと行きのバス。
このバスが出ちゃうとまたしばらく待つんだろうなーーというのと、
ふもとのおみやげ物屋をちょっと散策する時間も欲しかったこともあり、
帰りの電車の時間を伝えて、その場は別れます。
ごめんね、冷たくしちゃって。。。

ちなみにふもとへ向かうバスでは飴玉をくれたご婦人方とまた会ったので、
挨拶を交わしました。

さて、ふもとに戻りお土産物屋もめぐった後、バス停で待っていると
離れたところに例の日本人女性の姿が。
今度はこちらから、声をかけ3度目の正直(?)じゃないですけど、一緒に帰りましょうと提案。
電車の待ち時間の間、従姉妹とその人のドイツでの話で楽しませてもらいました。
(彼女ら、そうとう疲れてたのか電車の中では爆睡してました。)

そうそう、帰りの電車の中でトイレに行ったんですが、
この時、衝撃?の事実が判明。
電車の中のトイレを流すと、便器の底がカパッと空いたんです。
そして見えるのは下の線路。もちろん電車は走行中なので線路も後方へ流れていきます。

ちょwwこれ外に垂れ流し!?www

慣性の法則で電車の速度で移動しながら下に落ちるので、
地面に対し水平方向時速100km以上でたたき付けられるの?w
駅に停車中はその場に残る?
なんて下品な想像をしてしまいちょっと笑ってしまいました。

ということでドイツの線路には足を踏み入れない方がよいかなw


ミュンヘンに無事に着いた後は、従姉妹と待ち合わせの時間だけを決めて、
私はお土産物屋めぐり。
なんでも日曜はお店が開いていないとのことなので、明日ミュンヘンを経つ私には
ミュンヘンでの最後の買い物です。
初日にある程度歩き回ったおかげでなんとなく、
お店の場所も分かりますし、さすがに電車も慣れてスムーズに移動。
(といってもちょっとしか移動はしてないのですがw)
色々案内してくれた従姉妹に感謝ですね。

今度の晩御飯はこれを食べました。

シュニッツェルというウィーン料理なのですが、
このお店のシュニッツェルはこの大きさで有名らしいです。
簡単言えばチキンカツ。
とても大きいので2人で半分づつ食べました。

こうしてミュンヘン最後の夜も楽しく過ごしました。
ちなみに従姉妹の案内は今日でおしまい。
明日はミュンヘンを一人で回り、次の目的地であるハイデルベルグに向かう予定です。