ドイツ滞在記6日目

今日はついに今回のドイツ旅行の最初の到着地であり、最後の目的地であるフランクフルトに向かいます。
朝に出発し、ハイデルベルグ中央駅からICで1時間ほど北上するとフランクフルトです。
(ちなみにICE > IC > EC の順で電車は速いらしいです。)


フランクフルトで予約しておいた宿は中央駅から非常に近く分かりやすい場所にあったので、
簡単にたどり着くことができました。
ホテルは駅から近いだけでなく、
ロビー隣にインターネットが利用可能な端末が利用でき、室内に備え付けのドリンクが無料という中々便利なホテル。
仕事でフランクフルトに立ち寄った場合には使い勝手が良いかもしれません。
そういえばホテルの中で日本人の女性の集団がmixiやってました。
私も旅行に持っていたノートPCでネットしちゃいましたけど。


チェックインした後、早速フランクフルト市内へ繰り出します。
ただ運悪くホテルを出たところで雨が降り始めて来てしまいました。
手持ちの折りたたみ傘を広げて歩きます。


そういえばなぜかこの国の人は傘をさす人が少ないです。
雨に濡れるのがあまり苦ではないのでしょうか?
平気で濡れながら歩く人が多いですね。あ、それでも上着のフードをかぶる人は多かったかも。
それにしても日本じゃあまり見かけない光景だなーと眺めてました。


さてこの日はフランクフルト観光をすることに。
実はお土産を買う日にするか観光する日にするか悩んだ末の結論です。
買い物にすると、買った物を今晩のホテルの室内でスーツケースに詰められて便利だなーと思ったんですが、
雨が降って傘で片手が埋まっちゃうのでお土産もって街中歩き回るのはおっくうだな という理由で観光に。
天気予報見てなかったので明日晴れるという保障はどこにもなかったんですけどね。


最初に向かうはフランクフルトカードとやらを買いに中央駅へ。
普通のフランクフルト市内乗り放題1日券でも良いのですが、
フランクフルトカード2日間、交通機関乗り放題、美術館などの入館料が半額になるというお得なカード。
中央駅のインフォメーションセンターの中に居た案内係の人に、フランクフルトカードはどこで買えますか?
と聞いたら、そこのカウンターで買えるよと教えてくれ、カウンターで並びます。
お昼ちょっと過ぎだったためか、いくつかカウンターの人は休憩中。
でも休憩室に行くわけじゃなく、カウンター席で休憩してるのがこれまた日本と違うところだなと思いました。
で、しばらく並んでカウンターの人に話をしたら、ここじゃそのカードは買えないよ。
買える場所を教えますね と中央駅とは違う駅を教えてもらいました。ハウプトヴァッヒェだったかな?
えー、ここで買えるんじゃないの??
案内の人が間違ったことを教えてくれたのか、ただカウンターに聞いてくれと言ったのを私が勝手に勘違いしたのか真相は闇の中です。
ドイツ人は自分に与えられた仕事以外はやらないし、我関せずって人が多いと今回の旅行で感じたので、
後者だったのかも知れません。
でもそれって案内係とは言わないよね。


とりあえずハウプトヴァッヒェという駅でフランクフルトカードが買えると聞いた私は、
そこに向かおうとしますが切符の買い方が分かりません。
前回書いたかもしれませんが、基本的に行き先コードを入力すると運賃が表示されるという仕組みで、
空港から中央駅に来た時は、中央駅というコードがあったので入力できるのですが、
券売機をどうさがしてもハウプトヴァッヒエ行きというのはありません。
うーん、と困っていると近くに居たおじさんが
俺が代わりに買ってやるよと近寄ってきました。
見るとDB(鉄道会社)の人でなく普通の人。
ピン!とああ、この人は噂に聞く切符を代わりに買ってやるから金よこせって言う人だなと気づきました。
フランクフルトにはそういう人がいると事前に聞いていたんです。
しかし、授業料だと思って一瞬の逡巡の後、了承することに。
無事切符を買えた後、案の定、金くれと露骨に行ってきたので50セント渡しておきました。

ちなみに事前にしっかりガイドブック等で切符の買い方を読んでおけば、
こんな心配はありません。
全部ガイドブックに書いてありますw


無事?切符を買えた私はハウプトヴァッヒェ駅に着き、フランクフルトカードが売っている建物(それもハウプトヴァッヒェというらしい)を探したんですが、どれだか良く分かりません。
どの建物も特徴的だし、地図上、これだろう・・という建物は何だかカフェっぽいし。
その辺の通行人に聞いてもフランクフルトカードなんて知らないよなーとウロウロしただけで、
結局1日券を買うことにしてしましました。
何たるヘタレ。。。


1日券なら、ミュンヘンで一人で買えたし大丈夫!
と券売機を見てたんですが、というか先ほどハウプトヴァッヒェに行ける切符を買おうと
困ってた時から分かってはいたのですが、
フランクフルトの券売機、全部ドイツ語表記だったんです。
というわけですんなり買えません。

英語表記のあるのは長距離切符専用っぽかったし。
ミュンヘンには英語の近距離切符が買える券売機もあったんだけどなー。

しかし今度こそ!
とほとんどないドイツ語の知識やこれまでの記憶から
1日券っぽいボタンを発見。
でもそのボタン押すと ブーッ! ってエラーメッセージが表示されるんですよ。
もちろんドイツ語なので何言ってるんだか分かりません。
どの券売機で試してもエラーメッセージが一緒。
傍から見れば、怪しい東洋人が券売機でエラー音出しまくってるよという状況ですw

仕方ないので困った時の従姉妹に電話。
エラーメッセージを発音して読む自信がなかったので、それっぽいボタン押しても買えないんだよー
と券売機の特徴と押したボタンのドイツ語を読んで伝えます。

「うーん、そのボタン押しても買えないんですか。。。変ですね。
 あ! ひょっとして1日券が2種類以上ありませんか?」

との回答。
券売機のボタンをさらに調べるとありましたありました。
なんと1日券っぽいボタンが3種類も。
で、もっともフランクフルト市内一日券と思しきボタンをポチっとな。
おー、運賃が表示された!
従姉妹にお礼をいい、無事1日券の購入成功。
何だか今回の旅行はしなくても良い苦労ばかりしてる気がするwww


切符も買え無事にフランクフルト観光をスタートした私は
最初に博物館に。
何でも恐竜やらなにやらの模型があるということで有名だそうです。

ガイドブック見ながら最寄駅に着いたのですが、肝心の最寄り駅から博物館までの道が書いてありません。
でも徒歩3分と書いてあるので、駅降りたらすぐに分かるのかな?と淡い期待をしてたんですが、
駅の出口もたくさんありますし、(日本の地下鉄の駅を想像してください)、付近の地図も見当たりませんし、
結局博物館の場所が分かりません。
少し歩き回っても分からなかったので、通りかかった老婦人に道を尋ねて行き方を教わります。
なるほど、反対方向か・・・

老婦人との別れ際、ここでも日本人ですか?と聞かれました。
はい、そうですよーと答えると
老婦人もにっこり笑ってサヨウナラと。
やっぱりうれしくなりますよね、こういうの。

それにしてもハイデルベルグでも真っ先に日本人ですか?と聞かれましたし、
通行人の方にも同じように聞かれるとういことは、
私から典型的な日本人オーラが発っせられているのでしょうかね?
悪いオーラじゃなきゃ良いのですけど。


博物館はそれほど広くはなく程よい時間で一通り見ることが出来、
その後は大聖堂に。
フランクフルトのそれは結構有名で、楽しみにしてたんですが外装工事中&中に入れません状態。
ちょっと気落ちしながら歩いていける距離にあるゲーテの家とやらに向かいます。

雨はどんどん強くなり、もう早く建物に入りたい!と思った頃にゲーテの家に到着。
中にはゲーテ博物館と、ゲーテの家という展示物があります。
正直、博物館側はあまり面白くなかったんですが、家の方は当時の生活はこんなものだったんだ・・・と
感じることができ興味深かったです。
英語のガイドシートもありましたしね。
そういや、ここでも何組もの日本人観光客とすれ違いました。
卒業旅行か何かだと思います。


さてさて雨も強いし、歩き疲れたし
観光はこの辺にし、ちょっとだけお店をよった後ホテルへ戻ることに。
ちょっと休憩した後、晩御飯を食べにまたもや外出。
ただ一人でレストランに入っても面白くないかなーと
その辺で売ってるものを買ってホテルでゆっくりしようと色々散策。
結果として中央駅の地下で売ってたケバブにしました。
トルコ料理なんですけど、妙にケバブ屋が多かったのできっとドイツで流行ってるんだろうと自分を納得させましたw
事実、フランクフルトだけでなくミュンヘンでもケバブ屋多かったですしね。


めぼしをつけたケバブ屋の前に行ったんですが、店に張られているメニューはすべてドイツ語。
何が何だか分かりません。
仕方ないのでメニューの写真から判断しようとじーーーっと眺めてるとお店の人が
ドイツ語で話しかけてくれました。
おそらく、何にするんだい? と声をかけてくれたのでしょう。

「ドイツ語が読めなくて、メニュー見ても何もわからないんです」
というと、
「英語で食べたいもの言ってくれれば、それを作るよ。
 チキンかい?ビーフかい?」
との事。それは助かりますーということで適当に食べたいものやソースを伝え、
ケバブを作ってもらいました。


出来上がったケバブはホテルに持って帰りビールといっしょに頂いたのですが、
とても美味しかったですよ。